Escape (The Piña Colada Song) / Rupert Holmes [洋楽(70年代)]
曲名:ESCAPE (THE PINA COLADA SONG)
アルバム名:ルパート・ホルムズ
アーティスト名:Rupert Holmes
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「I was tired of my lady…」と始まるこの曲はある夫婦に訪れる倦怠期についての歌です。音楽を聴くにあたって、どうしてもメロディ重視になりがちですが、曲の内容に強い関心を持つキッカケになった曲でもあります
ルパート・ホルムズは70年代前半からスタジオ・ミュージシャンとして実績を重ね、ソロとして1974年にデビュー、3枚のアルバムを出すもヒットには結びつきませんでした。
そして、1979年に5th『Partners in Crime』をリリース、1stシングルのこの曲で見事全米1位(Billboard誌)を2週間獲得することになります。
私がこの曲を知ったのはFMで流れてきたのをメロディが気に入ったのがキッカケですが、歌詞の内容を見て、感心してしまいました(まだ子供だったのに…)。。。
内容を要約すると、この曲は「自分の妻にいいかげんうんざりしている男の話」です。
「彼は現状から抜け出したい衝動に駆られ、ある日、新聞で目にした女性の個人広告のコラムに自分のことも広告を出して答えたのでした」
「次の日に会う約束を取り付け、待合せ場所で相手を待っていたら、すぐに広告の女性が見分けられた」
「何故なら、そこに現れたのは自分の妻だった」という話です。
自分だけが退屈だと思っていたら、相手も同じだった…と思い知らされ、2人は苦笑いとともに互いの知らなかった点を見つめ直し、やり直すという「燈台下暮らし」ソングです
「知り尽くしていると思った相手はまだ自分の知らない魅力を持っていた…」と簡単に人との絆を断ってしまう世の風潮に「待った」を掛けているのです。。。
私も危機に陥りそうな時に教訓として何かとこの曲には大変お世話になっているという訳です
映像 → コチラ
歌詞 → コチラ
You Light Up My Life / Debby Boone [洋楽(70年代)]
曲名:恋するデビー~ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ
アルバム名:ベスト/ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ
アーティスト名:Debby Boone
俗に言う一発屋(One Hit Wonder)というのは数多くいれど、これほどセンセーショナルなパターンは稀でしょう
邦題「恋するデビー」(このセンスは…)。Billboard誌:1977年10月15日付で10週連続1位の大ヒットとなった曲です。
私は拠点にして活動している土地柄、長距離運転(1日400km以上)することが多く、よくWALKMANに好きな曲を入れて、車内をJuke Box状態にしております(眠気覚ましにも有効)。
今日のテーマは1975年~1979年ヒット集というものでした。。。
その中で耳に飛び込んできたこの曲は文字通り「あなた」が私の人生に灯りを点してくれているという恋愛賛歌です(最近、私が忘れかけている)。
Debby Booneは「Love Letters in the Sand」などのヒット曲で知られるPat Booneの娘でいわゆる2世シンガーですが、一発で父を凌ぐ成功を手にした娘に対し、当時父娘のライバル意識などが取り沙汰されました。しかし、Patはそんなことは全く意に介さず、娘の成功を心より喜んだそうです。普通の親娘はそうだと思いますね
しかし、これ程の大ヒットにも関わらず、日本では今ひとつメジャーではないようで何故でしょうかね(テーマもメロディも日本人受けしそうですが(・・?)
ちなみにDebbyは1979年には結婚し、歌手活動からは身を引いたそうです。
画像は → コチラ
歌詞は → コチラ
そう言えば、Playlogで女性シンガーの記事を書いたのは初めてでした\(◎o◎)/!
Bad Blood / Neil Sedaka [洋楽(70年代)]
曲名:BAD BLOOD
アルバム名:NEIL SEDAKA
アーティスト名:Neil Sedaka
イントロから奏でられるキーボードの旋律が実に印象的なこの曲は1975年10月に3週連続全米(Billboard誌)1位に輝きました。また、彼のキャリアで最大の売上を誇ったそうです。
この年彼の作った3曲が1位になってます。
- Laughter in the Rain / Neil Sedaka
- Love Will Keep Us Together /Captain & Tennile
- Bad Blood / Neil Sedaka
60年代に一世を風靡(ex:Breaking Up Is Hard to Do)してから、11年の長い低迷期を過ごし、この年狂い咲きました
当時リリースされたアルバムタイトルは『Sedaka’s Back』(本当にカムバックするんだという意気込みが感じられますね…)
キッカケはこの年立ち上げたエルトン・ジョンの新レーベル:ロケット・レコードと契約したことによります
しかも、ボスであるエルトン・ジョンがバック・コーラスで歌っているのですが、その掛合いが実にかっこよい
他にもCarpentersに提供した『ソリテアー』などメロディ・メイカーとしての実力を遺憾なく発揮しました
画像 → コチラ
(投稿したオッサンが成り切ってますが…)
歌詞 → コチラ
Ballroom Blitz - Sweet [洋楽(70年代)]
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久しぶりに曲についての記事を載せます
Sweetは、ブライアン・コノリー/Vocalとミック・タッカー/Drumが中心となって71年に結成されたイギリスのロックバンドです。当時、ジャンルはグラムロックの位置付けだったみたいですが、アイドル的なルックスとハードロックのサウンドで70年代には結構活躍しました
(今の世であれば、再結成もと思うBandの一つでしょうが、残念ながらすでにブライアン、ミックとも鬼籍に入っており叶わぬ夢ですね)
音としてはやはりT.Rexや初期のQueenに雰囲気が近いですね
日本でもイケそうな路線だったと思いますが、評価は今一でマイナーでした
代表曲の「Fox On The Run」「Little Willy」などは今聞いてもかなり魅力的でしたし、出てきた時代がチト早かった様な気はします。
さて、この「Ballroom Blitz」 はタイトルが何とも意味不明なのですが、直訳すると「舞踏場での合戦」ということになります歌詞を読むと舞踏場にいる一人の女性を巡って争奪戦を繰り広げているといったノリですね(◎o◎)
遊び心満載で、最初は脱力感が漂う入り方なのですが、サビに向ってどんどん疾走していきますいや~っ何とも爽快ですね
日本では知名度が無いですが、この曲は1975年に全米5位を記録する大ヒットとなりました。
↓はPVですが、何とも奇妙でケッサクですよ
All by Myself - Eric Carmen(70年代名曲コレクション) [洋楽(70年代)]
曲名:オール・バイ・マイ・セルフ
アルバム名:サンライズ
アーティスト名:Eric Carmen
Eric Carmen、1976年の不朽の名曲です
最近、時間があるときにアナログ→デジタル化作業を行っており、その最中に70年代名曲コレクション(ベタなネーミングですが)全5巻を発見してしまい、今は1巻(TDK製SR60形HIGH POSITION TYPE II)に入っているやつをトレースしております。
彼はRaspberriesというBandで1970年にデビュー、Bandとしての実績は今ひとつでしたが、「Go All the Way」「Let's Pretend」「Ecstasy」は名曲です
「All by Myself」の歌詞は『若い頃は何も怖くは無かった、孤独でさえも、しかし、今は…』という淋しさ全開のバラードです。また彼の鼻にかかった歌唱も一層雰囲気を盛り上げてます
こういう切ない曲もかなりツボだったりします。
彼は80年代後半までヒット曲を飛ばしていたので、知っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。