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Live レポ 【宝美編】 @晴れたら空に豆まいて 8/19 [LIVEレポ]

より子さんのLiveの興奮から、一段落。。。
会場セッティングしているときも、違う期待感が僕の全身を覆っていました。。。

以前に宝美さんのデビューミニアルバム『ただの石』を一聴して、これはかなりの逸材だとは思いました。。。



歌がウマい、透明感抜群という人は多々いらっしゃいますが、彼女の声からはそれ以上の『何か』を感じたからこそ、今回のLiveには何の躊躇もなく行こうと決意したわけですが。。。

AmazonのCDレビューにも書いてありましたが、自らを『ただの石』と客観的に評しているのは、逆にこれから無限の伸び代があるんだという自信の裏返しなのでしょうか。。。
山本有三氏の小説『路傍の石』がモチーフなのかなとも思いましたが、逆境に負けず、前を向いて、自分の道を見据えてまっすぐに進んでいこうという強い意志がすでにこのアルバムにて、彼女の歌声から伝わってきます。。。

このアルバム以外の曲を知らないのですが、結構楽曲のレパートリーがあるとのこと。
会場は中央にマイクスタンドと椅子、左側にピアノ、右側にギターと3ピース構成でした…

フッと照明が落ち、ピアノとギターの方が入場、チューニングを経て、宝美さん登場。。。
1曲目「夏祭り」…
天女と見間違うような衣装をまとった宝美さんの歌声はまさに天から舞い降りたような…
Liveに行って、こう思うと私はうれしいのですが、この夜も「ああ、この方も歌うために生まれてこられたんだな…」と思うことが出来ました。。。

2曲目の新曲「キレイになりたい」を歌い終えた後、宝美さんのMC
「あ、あのこんばんは、宝美って言います…」
一生懸命言葉を繰り出すのですが、既にその目には涙が溜まっていて
あれれ、何だか分からないけど、頑張れって思わず思っちゃいました。。。

そして、調子が出てきたのか3曲目の「約束」以降は本日のLiveメンバーさんとの出会いなど、MCもややスムーズに(笑)

宝美さんの決してぶれることなく、どこまでも舞い上がっていきそうな歌に酔いしれておりました。。。

さて、7曲目の「風景」が終わった頃だったか…

宝美さん、どうやら自分が歌を歌っていこうと漠然と決意した頃の話に言及し始めて…

『小さな頃から歌が好きで、楽しくて、
これがずっと続いたらええなぁって思って、自然に歌手になりたいと思って・・たんだけど・・
『ここ最近の自分は、気持ちだけでは歌えんくなってて・・』

おっおっ溢れる涙を抑えきれずに泣き出してしまいました。。。

「でも今ここで歌ってることは事実で・・
もしかしたら明日歌ってるかどうかもわからんし、ずっと歌い続けてるのかどうかわからへんけど・・でも今日は・・一生懸命歌いたいと思います」

感極まって、嗚咽までも漏らす・・・
この後、大丈夫か。。。

しかし、気を取り直して、8曲目の『心の鍵』はスイッチが切り替わったかのように見事な歌唱を聴かせてくれました。。。

そして、ラストの『世界が終わるとしても』を歌い終え、その場にいる観衆から惜しみない拍手が・・・
会場を後にする宝美さん。。。

拍手は鳴り止まず…、アンコールを求める手拍子に変わっていきました。。。

するとすぐにちょこちょこっと宝美さんが戻ってきて、
『あ、あの私、アンコールとか苦手で…ご挨拶することでアンコールに代えさせてください・・・』
と深々とお辞儀をして、そそくさっと舞台裏に引っ込んじゃいました(笑)

最初から最後まで不思議な雰囲気をもった方だったなぁと思いましたね

なるほど、今は確かに『路傍の石』かも知れない…、でもこの日のLiveを聴いて、『光り輝く石』に変わるのはそんなに遠くない日だろう…と確信めいたものを感じつつ、この日の夜は暮れていったのでした。。。

セットリスト
1.夏祭り
2.キレイになりたい
3.約束
4.神様。
5.風
6.透明な空
7.風景
8.心の鍵
9.世界が終わるとしても

Liveレポ【より子編】@晴れたら空に豆まいて 8/19 [LIVEレポ]

8月19日(水)湿度高くちょっと曇りがちな日

ケン(けんけんさん)、サンディ(Soundwishさん)というレギュラーメンバー(何の?(笑))にて渋谷代官山にある『晴れたら空に豆まいて』というライヴハウスに行ってきました



チケットの手引きは例によって、我らがサンディ
いつもお世話になっております<(__)>

ここ最近色々とバタついていたので(苦笑)、いい気分転換になればいいなと楽しみにしておりました\( ̄▽ ̄)/
整理番号は6,7,8番でしたが、会場は先着順とのことでしたので、フライングで会社を飛び出したかったんですが、そうもいかず…、
結果的に先発隊となった我らがケンに席を確保していただくことになりました。。。

当日は【宝美】さん主催のLiveでゲストに【より子】さんと伺ってました
しかし、会場に来てみると、オープニングアクトに【河合杏林】さんという方が出演されて、3組のLiveということでとっても何だか得した気分になりましたね

宝美さんは音源を持っているので、多少な楽曲を知ってましたが、他の方は全く事前予習をしませんでした。。。
より子さんは1曲だけしか知らず、河合杏林さんはまったく聞いたことがなく、どんなパフォーマンスなのかワクワクして待ってました(^^♪

河合さんはまだ19歳新進のシンガーでアコギ一本で素直な声で微笑ましく拝見させてもらいました
強いて言えば、Yuiさんや大塚愛さんなどを連想させる感じでしょうか。。。まあ、今後はより個性を磨くために、経験を踏み、またどこかで再会出来るようなアーティストになればいいな…との印象でした。。。

次はより子さん。。。
会場のセッティングは中央にピアノだけ…
おおっ、次はピアノマン(ウーマン?)か…僕の好きそうな感じがするぞ

(セットリストが分からないので、記憶の世界で書きますね

より子さん登場…何も言わず、ペコリと会釈<(__)>

%%ルックス的には実はかなりの好みでした%%

ピアノに座り、静かに鍵盤を弾き始め…、河合さんと比べ、ややハスキーな低音から歌いだす…
曲名が分からないのですが、サビになるにつれ、腹の底から気持のいいほどに力強い歌声に変化していき…
椅子に座り、ゆったりと構えていた姿勢が気が付いたら、ピンと背筋を伸ばしておりました。。。

2曲目の『それでいいのですか?』
かなり辛辣な歌詞なのですが、ズシンと胸に響きました。。。
打楽器のように叩く鍵盤…、パンチの効いた歌声…
これはまた楽しみなシンガーだな…と聴きながら、気持が高揚してくるのがわかりました。。。

2曲目が終わり、MCだった…かな?
『今晩はより子です…今晩は楽しんでくださいね』クールそうに見えるけど、どんな方かなというのが第一印象でした…

そして、オープニングの河合杏林さんが中学生の頃、好きだったという代表曲『ほんとはね』について
『彼女が中学生の頃いい曲と聴いていただけたこの曲、すごくうれしいんですが、中学生のときか…、私どんだけ年上?って、でも、まだ25歳で若いんですよ(笑)』
屈託のない笑顔を浮かべながら話すその姿に…すごく好感が持てました。。。

そして、私も唯一知っている『ほんとはね
彼女も続けて話してましたが、デビュー前に作った楽曲で大事な作品、その時その時節目で歌った曲で、いろんな『ほんとはね』があるんですよ…
メロディとともに切なくもほろ苦い…こういう照れくささを感じてしまう世界…実は大好きです(笑)

そして、大のゲーム好きで、『ドラクエⅢ』をやりながら書いたという『Vant』という曲
ゲーム好きでストーリー仕立ての曲をよく書くという紹介のあと…歌いだしはマイクスタンドを遠くにうっちゃって、アカペラ…
そして、マイクを戻して本編に入る…
ちょっとロカビリー調な曲で乗りのいい曲ですが、歌詞はもろRPGゲームのパーティ(ゲーム中の登場人物のグループ)の進行していくストーリーだと分かるものでした。。。視点が面白いなぁと。。。

あと、もう1曲くらいやったかも知れませんが、覚え切れてません(泣)

まだまだ荒削りな部分も結構感じましたが、今後注目していきたいアーティストがまたまた増えちゃいましたね


(おまけ)
あ、最後にご本人がCDを直販されていたので、思わず一枚購入!!
CD面にしっかりサインしてもらいました。私のHN付きで
好きなアーティストについてなど…少々会話もしました
『bobaさんですね、覚えましたよ』としっかり言って頂きました\(^o^)/


次回、【宝美】編へ続く。。。

7/21 the HIATUS Trash We'd Love Tour @ 新木場STUDIO COAST [LIVEレポ]

7/21 the HIATUS Trash We'd Love Tour @ 新木場STUDIO COAST



日本の男性ロックバンドのコンサートに来たのは何年振りだろう…

さて、当日、仕事がなかなか終わらず、ギリギリの会場入りとなった新木場STUDIO COAST…



初めて訪れたハコだが、Liveハウスとしては収容人員も比較的多く、一言で言えば、無機質でがらんどうな印象だった…音の抜けはどうなんだろうか…
やはり少々音の反響は気にはなったが、思ったほどではなかった…

【the HIATUS】
ELLEGARDEN:細美武士が立ち上げたロックプロジェクトだ…
この【the HIATUS】の音に初めて触れたのはほんの1ヶ月前に過ぎない…

誤解を恐れずに言えば、日本のラウドロックなるものにはあまり食指が動かずに足を踏み入れていなかった…ELLEGARDENも名前こそ知ってはいたが、その楽曲についての知識は皆無に等しい…

そんな僕が細美武士の音楽について、アレコレいうのはおこがましいのだが、【the HIATUS】の音楽には響いてしまったのだから仕方あるまい。。。

元々会社の同僚から借りた1枚のCD(と言ってもこれ1枚しかないのだが)が【the HIATUS】との出会いだ…

アルバム名:Trash We’d Love
アーティスト名:the HIATUS


【HIATUS】とは「仕事の中断、割れ目」と言った意味らしい…

1曲目の「Ghost in the Rain」の叙情的なピアノの音色から惹かれるものがあったのだが、そこに切り裂くような感情豊かなギターのリフが入る…「静と動」が織り成す曲構成…
今までからも分かるように、僕が一番コロリとなってしまうパターンだ…

そう思いつつ、突入したLiveだったが、今回のLiveはSTUDIO録音盤とはいい意味で''別物''だった…

オールスタンディングのLiveは久しぶりだったので、まずはその音を冷静に聴こうという心づもりでいた…
オープニングアクトは「9mm Parabellum Bullet」というバンド
このバンドもかなりの人気を誇っているらしい…
9mm~の30分ほどのステージを経て、いよいよ【the HIATUS】の番となった…

暗闇の中から、メンバーが一人づつステージに集まってくる…

そして、1stであり唯一のアルバム『Trash We'd Love』の1曲目「Ghost in the Rain」のピアノのイントロが…

一聴するとパートひとつひとつの音が個性を強調しすぎているようにも聴こえ、音にまとまりがなくなる危険も感じたのだが、バンドとして実に妙に成り立っているのがクセになった…
それより何より、連戦のLiveで少々かすれ気味だった細見武士の声はこの日一番の''楽器''として、彩を放っていた…

意識しているかいないかの内に、年甲斐もなく何度も宙を舞った…
久しぶりに突き上げるこの高揚感…最高に気持ちの良い夜だった…

日本とか世界とか関係なく、まだまだこんな音を出すバンドがいるんだなぁと改めて未知なるバンドとの出会いをかみ締めながら、久しぶりの興奮状態のまま帰路に着いたのだった…

当日のセットリスト


1.Ghost In The Rain
2.Lone Train Running
3.Centipede
4.Silver Birch
5.堕天
6.The Flare
7.Storm Racers
8.紺碧の夜に
9.ユニコーン
10.Twisted Maple Trees
En
11.Little Odyssey
12.The Flare

Simon & Garfunkel Live at Tokyo Dome 2009.7.10【超長文】 [LIVEレポ]

2009.7.10(Fri)

当日は一日営業会議…
しかし、午前中からボクの気持ちはすでに東京ドームに行っていた…

サイモン&ガーファンクルとの出会いは家に会ったLPだ…


1曲目の「Bridge Over Trubled Water」のアート・ガーファンクルの声が聴こえてきた瞬間、電撃が走った…

それから早や30年…リアルタイムで彼らの音楽に触れたわけではないが、30年前に聴いた時点から、二人の音楽は僕にはまぎれもなくリアルだったのだ…



会場に30分前に入ると、場内はもうかなりの人で埋め尽くされていた…

僕は逸る気持ちを抑えきれずに武者震いしている自分に気が付いた…

席はアリーナの中間点くらい…、ステージに立つ人が何とか確認できるレベルだ…

それまで聴いてきたS&Gの音楽と当時の情景に想いを馳せながら、刻一刻と時間が過ぎるのをひたすら待った…

5分過ぎるのを待つのに通常の倍の時間を感じる…

そして、ついに、ふっと照明が落ち、大歓声が上がった。。。
そして、引き続き、僕の大好きな「America」のイントロが…
おおっ~この曲で始まるのか~

そして、真っ暗闇の中を切り裂くようなスポットライトが当てられ、二つの影が…
ポール・サイモン(以下、ポール)とアート・ガーファンクル(以下、アーティ)を二人肩を並べて、大観衆の前に姿を現した…

すると、「アメリカ」のイントロが突然変わり、「Old Friends」へと…
ポールがアーティの方を向きながら、あの独特の歌声で「Old Friends…」と歌いだしたとき…
僕はすでに家のステレオでLPを聴いていた子供に戻っていた…
「Old Friends」の歌詞中で「70歳の僕らの姿が想像できるかい?」という下りがある…
当時は遠い先のことと感じながらもいつかは…と曲を作ったに違いないのであろうが…今や二人は70歳に手が届こうかというところにいる…
それを目の当たりにしている僕は…そう思うだけでゾクゾクして来るんだ…

1曲目が「Old Friends」は僕の予想とは全く違った曲だったのだが、Live終了後にコンサートグッズ売り場に立ち寄った時にグッズのロゴにでは''Old Friends Tour'' と銘打ってあったので合点がいった…
(今回のツアーは日本では''Japan Tour''というタイトルしか無かった…)

でもこの曲は個人的にサプライズで、情報を事前に入れ過ぎなくて良かった…と改めて思った…

S&Gの独特の世界観が聴ける「Old Friends」が終わると、間髪入れずに「A Hazy Shade of Winter(冬の散歩道) 」のアップテンポなイントロが…
日本のドラマの主題歌としても使われ、人気の高いナンバーだ。。。
早くも観衆のコーラスが二人の歌声を後押しする…

ただ正直、まだアーティの声には少々不安を感じる僕がいた…

そして、次の曲はこれまた3本の指に入るお気に入りのナンバー「I Am a Rock」だ…
原曲とは少々異なるアレンジだったが、正直、原曲アレンジで聴きたい気持ちもあった…
しかし、ポールが「A Winter's Day…」と歌いだしたときにぐっと来た…
この曲はS&G初期によく見られた孤独感の最たるナンバーだが、今、改めて聴いてみると、現代の我々の姿を暗示しているようなデジャヴ(既視感)に捉われてしまう…

そして、4曲目…
1曲目の前にイントロのみで終わっていた「America」が改めて演奏された…
この曲は彼らの楽曲で実は1番好きなナンバーなのだ…
歌いだしの「Let us be Lovers…」から、彼らの声が同じ空間でこの耳に空気が伝播して運ばれてくる…
もう涙腺の防波堤は決壊寸前だった…
「I've come to look for America…」
かつてこの曲を聴きながら、自分はいったい何になりたいんだろう?と自問自答したあの頃…

ここで初めてMCが入り、アーティが「My Dearest,Old Friends' Paul Simon!!」と紹介したんだ…
「Old Friend」という言葉が引用されたことにまた深い感慨を覚えた…

そして、The next song is a favourite songs…として、「Kathy's song」が始まった…
へぇ~この歌、アーティのお気に入りだったんだ…
ここに来て、アーティの声に芯が通ってきた…

そして、S&Gの前身「Tom&Jerry」時代のデビュー曲「Hey School Girl」が…
まさにS&Gの原点である…

そして、二人が敬愛するエヴァリー・ブラザースのアレンジで往年のスタンダード・ナンバー「Be Bop a Lula 」今までの曲調から一転、軽快なロカビリーロックでいいアクセントとなった。。。

そして、観衆の大部分が望んでいたであろう…えもいわれぬあの美しいアコースティックギターのイントロが…
「Scarborough Fair」ポールとアーティの掛け合い…この世が生み出した奇跡のハーモニー…
僕は今、この場にいることが今更ながら夢のように感じていた…

Homeward Bound…
ああ、この曲も好きだった…この曲を聴くと、いくつになっても郷愁に駆られるものだ…
この頃はもうすでに「Home, where my love lies waiting silent for me」と口ずさんでいた…

ここで照明が落ち、ステージ上にある3つの大スクリーンにはダスティン・ホフマンやキャサリン・ロスのマスクが大きく映し出された…名画『卒業』のシーンである…
「The 59th Street Bridge Song(59番街の歌)」のBGMに乗りながら…
こうして見ると若い頃のダスティン・ホフマンとポールはなんだか似ているな…と感じたのは新たな発見だった…

そして『卒業』からの大ヒット曲、「Mrs.Robinson」が…2nd verseから入ったアレンジで、イントロの「Tututlultu…」が無いのはやはりちょっと心残りだった…そして、曲中に入った「Not fade away」もエヴァリー・ブラザースの曲だ…
二人のルーツが窺い知れる演出だ。。。

そして、「Slip Slidin' Away」…おっ、これはポールのソロの曲だ…
タイトルを繰り返すフレーズが実に耳に残る軽妙な曲調なのだが、やがて人には必ず死が訪れるという内容のポールならではの味のある曲だ…

続けざまに郷愁を誘わずにはいられない笛(ケーナ)の音がドーム内をこだました…
「El Condor Pasa(コンドルは飛んでいく)」…そう言えば、この曲は学校のソプラノリコーダーで練習したっけ…
ついついそんなことを思い出してしまう…そんなセピア色の情景を想いつつ、コンドルが飛び立った後…

照明は一旦落とされ、次にはアーティの姿のみが…
名曲「Bright Eyes」が静かに流れ始める…

当時とはまた違った年輪の入った少々のしわがれを含んだ今ならではのアーティの天使の歌声…これはこれでまた味わい深いのだった…
「A Heart in New York」は知っていたが、「Perfect Moment」は知らなかった…最近の曲だろうか?
3曲と言うのであれば、最後は「All I Know」だと思ったが、アーティの自信作なんだろう…
後でスタジオ録音盤を聴いてみよう。。。

そして、今度は入れ替わるようにポールがトレードマークであるマーチンのアコースティック・ギターを携えて登場。
アコーディオンの音色が始まった…南アフリカのミュージシャンと製作された名盤『Graceland』からの「The Boy in the Bubble」を今ここで聴くことができようとは…リアルで聴いた頃はまだ10代…グラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した当時はその良さを理解できなく、30歳以降に聴きなおして、その良さにやっと気づいた僕の中での''いわくつき''のアルバムである…
アルバム中もう1曲「Diamonds on the Soles of Her Shoes」…ああ、これもいいんだよな…
「nanna-nannaana」 癖になるコーラスだ…
この2曲を選んだと言うことでもポールがこのアルバムを気に入っているのが分かる…

しかし、個人的ハイライトは次のソロの曲だ…
「Still Crazy After All These Years(時の流れに)」…
センチメンタルなメロディに昔の彼女はいまだ忘れられない自分に愕然とする…
なんて無防備に自分のうちを晒すのだろう…
なぜあのときあんな選択をしてしまったんだろう…後悔しているはずなのに、今も同じ過ちを繰り返す愚かな自分がいる…これほど共感できる曲はなかなか無かったと感じる曲のひとつである…

また''時の旅''をしてしまった僕がふと我に帰ったのは二人の姿がステージに再び現れたときだ。。。

またデュオに戻って、次は「The Only Living Boy in New York(ニューヨークの少年)」。
最後のアルバム『Bridge Over Troubled Water』に収録。「ahhh…」というコーラス部分が神々しい…
この頃の心境は二人のみぞ知るだが…周りの憶測ではあるが、二人の別れを暗示しているとされる曲がある…
そのひとつがこのニューヨークの少年なのだが、ほとんどのパートをポール一人で録音、バックコーラスのアーティは別録音でミキシングしたという事実も手伝っている…

次の「My Little Town」はポールのソロアルバム『Still Crazy After All These Years』でアーティが参加して、二人で4年振りにS&Gとして録音した曲だ…
くっついては別れを繰り返す二人…結局、ポールにはアーティが、アーティにはポールが…そう思えるととてもほほえましく思ってしまう…

そして、誰もが待ち望んでいたであろう…あのストリングスが…
「Bridge Over Troubled Water」…
アーティの神々しい歌唱が一世を風靡した大名曲なのだが、この歌詞にある「どんな荒れ狂う流れになろうとも 今は君のために架かるひとすじの橋となろう…」という至上の友情を描いた歌を発表した当時はポールとアーティの関係は最悪となっており、作者であるポールより、ほとんどのパートを歌っているアーティへの評価が一気に高まり、ポールは後年、「あの頃は最悪だったよ…この曲をアーティが歌った後、みなさんありがとう、でもこの曲を作ったのは僕なんだよと一人一人の観客に話しかけたんだ…」と述懐している。。。
そんなエピソードが頭をもたげながら…この曲を聴き始めた。。。

ああ…でもいい曲なんだよなぁ…
1st verseが終わり、続いて、2nd verseと言うときに何とポールがここのパートを歌い始めたんだ…
これは…ここは…参った…
今にして、「Bridge Over Troubled Water」は''本当に二人の曲''となったんだ…
こみ上げる熱いものが抑えきれなかった…
「Sail on silver girl…」二人のコーラス…
ここではもう目の前は霞がかかっていた…
最後のストリングスの部分でメインパートのアーティが声を振り絞って、歌い紡いでいる…
ギターを弾きながら、寄り添うポール、頑張れアーティ、感動のフィナーレだった。。。

感無量の面持ちでステージを見ていると、ポール、アーティ、バンドのみんながステージ裏へ引き下がる…

「Bridge Over Troubled Water」の余熱はこのままLiveを終わることを許さない…
掌が赤くなるまで、アンコールの拍手を続けた…

すぐに二人は再びステージへ戻ってきた。。。

「ありがとう」「ありがとう、トウキョウ」と話すアーティ、どうやらLiveでの''スポークスマン''はアーティのようだ(笑)

さて、アンコールの第一曲目は?
ポールがつま弾きだしたギターのイントロで大歓声が上がった…
「The Sounds of Silence」…
「hello darkness,my old friend」そう言えば、ここでも「Old Friend」だ…ほくそ笑んでしまう…
もうここからは一目に気にせずに大合唱だ…

最後は「The Boxer」。
ギターとストリングスの絡み合いがホント素晴らしい…僕の思い描くエンディングそのものの曲だ…
「I'm just a poor boy…」
美しいメロディとは裏腹に辛らつな歌詞がまた彼らの味なのだが…ここはごちゃごちゃいわずにメロディに身を委ねていたい…
「Lie la lie ...」

そして、満足のエンディングを迎え…、観衆もそれは分かっているかの様相だった…

ステージ上からはポールが、アーティが…一人ずつ引き下がり、あ~終わったか…と何だか自己満足的な達成感に身を包みながらも最大限の賛辞を評した拍手を続けた…

……………
……………
……………
……………
……………
……………
……………

あれ、照明が点かない…

……………

まだやるのか…次があるのか…

思いもよらない展開に再び高揚感が甦ってきた…

ポールとアーティが大歓声に包まれて、姿を現した…

まだやってくれるんだ…

軽快なイントロに奏でられ、聴こえてきたのは「Leaves That Are Green(木の葉は緑)」
これも彼らのお気に入りのナンバーらしい。。。
すでに日本全国夏本番の様相だが、この曲の醸し出す新緑の頃の涼しげな雰囲気がとても心地よい…

そして、印象的なパーカッションのリズムのイントロが…
!!
「Cecilia(いとしのセシリア)」

そうだ、この曲があったんだ…
S&Gの中では底抜けに明るい曲。。。

愛しの彼女、セシリアに振り回される一人の男のドタバタ劇が目に浮かぶようだ…

「うれしさでいっぱい。彼女はまだ僕を愛してくれているんだ… 僕は嬉しくて床を転げまわって笑っている…」

こんな陽気なエンディングはまた想像していなかった…

全く最初から最後までしてやられたよ…

ありがとう、最高の夜だったよ…ポールとアーティ、

そしてこの公演を実現してくれた全ての人に感謝…

二度とこの二人は観れないと思い、最後のコンサートと思っていたが、また二人には会えるような気がする…
きっとそんな気がするんだ…

1.Old Friends~Book Ends Theme(旧友~ブックエンドのテーマ)
2.A Hazy Shade of Winter(冬の散歩道)
3.I Am a Rock
4.America
5.Kathy's Song(キャシーの歌)
6.Hey Schoolgirl
7.Be Bop a Lula
8.Scarborough Fair
9.Homeward Bound(早く家に帰りたい)
映画「卒業」の映像
~The 59th Street Bridge Song(59番街の歌)がBGM
10.Mrs. Robinson / Not Fade Away
11.Slip Slidin' Away
12.El Condor Pasa (コンドルは飛んで行く)

-Art Garfunkel's Solo-
13.Bright Eyes
14.A Heart in New York
15.Perfect Moment

-Paul Simon's Solo-
16.The Boy in the Bubble
17.Diamonds on the Soles of Her Shoes
  (シューズにダイアモンド)
18.Still Crazy After All These Years(時の流れに)

19.The Only Living Boy in New York(ニューヨークの少年)
20.My Little Town
21.Bridge Over Troubled Water (明日に架ける橋)
アンコール1回目
22.The Sounds of Silence
23.The Boxer
アンコール2回目
24.Leaves That Are Green(木の葉は緑)
25.Cecilia(愛しのセシリア)
バンドメンバー紹介
26.Cecilia(reprize)


追記(今回のサイモン&ガーファンクル公演を体験された方の素晴らしく、また違った視点が存分に楽しめるレポです)



(ヒサさん)


(マチャさん)


(Remoさん)

榎本くるみ@GRAPEFRUIT MOON (三軒茶屋)【Liveレポ】 [LIVEレポ]

2009年6月12日(金)夕刻、僕は東急田園都市線「三軒茶屋駅」のプラットホームに一歩足を踏み出した…
初めて下車したかもしれない…そんな思いを余所にあるLiveハウスへと足を運ぶ…

現地近くでログ友でマイベストフレンドのサンディー(Soundwishさん)と合流。

GRAPEFRUIT MOON (三軒茶屋)…やはり初めて訪れる場所だ…



入場は当日券のみのため、現地に着いた頃はまだ前に数人が並んでいるだけだった。
ほどなく前から2列目のソファ式のチェアーを確保。

昨年、7月のSuperfly以来、約1年ぶりのLive参戦…
否が応にも鼓動は早くなる…

当日の出演バンドは

Lidery / 榎本くるみ / Kayoco / Bulls-Eye

の4組

元々、榎本くるみの大ファンであるサンディーのLive参戦の情報をキャッチし、飛び入り参戦を決意したのはほんの数日前のことだった…

榎本くるみは2組目…、1組目のバンドの演奏の後半になるにつれ、会場の観客が増えていくのが分かった…
2組目でも今日のメインは誰かということをみんな分かっているのだろう…

そして、榎本くるみ、登場…

他のメンバーは
Keyboards 柴田俊文、Guitar 藤本一樹
榎本くるみのバックメンバーとしては盤石のメンバーでアコースティック編成で原曲はアレンジされている形式だった…

初めて眼前に現れた榎本くるみは守ってあげたいと錯覚してしまうほど、とても小柄で可愛らしかった。。。
背丈は…150センチくらいだろううか…ただ全身から放たれているただならぬ気のようなモノをすぐにはっきりと感じとった…

これは……

くるみさんの衣装は全身を黒で統一したワンピース…
そして目があったら最後、こちらを捕えて離さないほどの強いメヂカラが…
収容人員100人くらいだろうか…会場の視線が彼女一人に注がれているのを痛いほど感じた…

このLiveハウスは歌声が前面に押し出される…その分、音数の多いバンドサウンドには適していないのだった…

ギターとキーボードというスリーピース形式は榎本くるみの歌声を味わうには絶好のスタイルだという…

そして、いよいよ開始のそのとき…
空気が震えている…
ピーンと張り詰めたように静寂の波長がシンクロしている…

そして、一瞬でありながら途方もなく長く感じたその静寂は柴田敏文の指先から放たれたキーボードの音色によって、終わりを告げた…

僕はすでに手に汗を握っていた…今から見るものを一秒たりとも見逃してはいけない…と頭の中で声がしていた…

オープニングは「リアル」
僕が傾倒しているSuperflyの越智志帆とは声質は違い、単純比較する対象ではないのだが、榎本くるみの内から湧き出るエネルギーには同等以上のものを感じた…

越智志帆の歌声が地平線をどこまでも突っ切っていく突破力を表しているのだとすれば、榎本くるみのそれには翼があって、どこまでも高く舞い上がる飛翔力をイメージした。。。
互いの繰り出すベクトルは違えど、どこまでも伸びていく、そんな一筋のラインが見えた気がした…

榎本くるみには僕が忘れかけていたLIVEの素晴らしさと熱い温度を…改めて思い出させてくれた。。。
そして、このLiveに導いてくれたサンディー(Soundwishさん)には感謝の言葉はいくつあっても足りない…

当日のセットリスト
01 リアル
02 RAINBOW DUST
/ MC
03 打ち上げ花火
/ MC
04 明るい歌は(新曲)
05 ビューティフォー
06 冒険彗星
07 あなたに伝えたい(新曲)
/ MC
08 愛すべき人


僕はまた榎本くるみに会いに行くだろう…きっとすぐに…

S&G 16年振りの来日公演 [LIVEレポ]

記事は近況などをボチボチと書き、音楽記事はその後…なんて思っていたのですが、定期的に配信されるメルマガで

''サーモン&ガーファンクル16年振りの来日公演決定''

の文字が

詳細記事は → コチラ

これは行くしかありません

嬉しいので、記事にしちゃいました

先日の電車ラッシュのお詫びに神様も粋な計らいをしてくれますね(笑)

ということで、S&Gの中でも特に好きなこの曲を

Simon&Garfunkel“America”

(埋め込み禁止なので、上記にリンクして頂ければと思います)

黒沢健一さんのLiveが!! [LIVEレポ]

新年早々いきなりのつぶやきです

昨日、e-plusからこんなお知らせメールが…
1日遅れで気が付きました

──────────────────────────────────────
 黒沢健一 東京・宮城・新潟・福岡公演 プレオーダーのお知らせ
──────────────────────────────────────

公演詳細・お申込みは下記のURLからどうぞ
http://click.eplus.jp/?4_708915_971_2

プレオーダー:<福岡公演>
       1/5(月) 12:00 ~ 1/12(月・祝) 18:00
       <東京公演>
       1/7(水) 12:00 ~ 1/12(月・祝) 18:00
       <宮城公演>
       1/7(水) 12:00 ~ 1/13(火) 18:00
       <新潟公演>
       1/7(水) 12:00 ~ 1/15(木) 18:00

一般発売日 :1/25(日) 10:00

公演名   :黒沢健一

公演日・会場:3/7(土) LIQUIDROOM
       3/10(火) 仙台CLUB JUNK BOX
       3/11(水) 新潟CLUB JUNK BOX
       3/20(金) 福岡DRUM Be-1


今までも散々記事で取りあげていた黒沢健一さん(ex:L⇔R)のLiveが近く開催されるそうです

時期的に微妙なのですが、悔いを残さないためにも、迷わずプレオーダーにGoです
福岡参戦です当たればですが…

お願い当たってくれ~

This Song / 黒沢健一



Live気分♪ [LIVEレポ]

昨日は午後から、所用のため、東京へ出張しました

そして、昨日の夜はウチの会社(本社)の中で唯一、音楽の話の合う先輩と落ち合い、新宿で飲み会

その後、先輩の仲間5人と合流、先輩が行きつけのとあるカラオケバーに行きました
その方たちも全員60~70年代洋楽ファンでかなりカルトな熱唱タイムとなりました

このバーはなんとマスターが歌に合わせてギターを弾いてくれますそして、マスターの奥さんもサックスを吹いているのです空気は完全にライブハウスです





ちなみにが私たちのグループが昨日、歌ったセットリストです(笑)
(順不同)
  • Just The Way You Are (Billy Joel)
  • You're So Vain (Carly Simon)
  • My Love(Paul McCartney&Wings)*
  • The Weight (The Band)
  • Come Together (The Beatles)
  • 彼女はデリケート(佐野元春)
  • You're My Best Friend (Queen)
  • Lately (Stevie Wonder)
  • One of These Nights (Eagles)*
  • Don't Look Back in Anger (Oasis)
  • いなせなロコモーション (サザンオールスターズ)
  • Built To Last (Melee)*
  • Bohemian Rhapsody (Queen)
  • Crocodile Rock (Elton John)*
  • You Might Think (The Cars)
  • Sweet Child o' Mine (Guns n'Roses)*
  • It's Not Too Late (Carol King)
  • ぼくがつくった愛のうた (チュ-リップ)
  • Faithfuly (Journey)*
  • Stayin' Alive (Bee Gees)
  • ボディ・スペシャルⅡ(サザンオールスターズ)*
  • Sympathy For the Devil(The Rolling Stones)
  • Tonight's the Night-It's Gonna Be Alright- (Rod Stewart)
  • We Are The World (USA for Africa)
………
(*印は私が歌ったナンバーです


などなど、他にもあったような気がしますが。。。
フツーの店でこんなのばかり歌ったら、他の客はドン引きかもしれませんが

ここは他のお客様も同様に盛り上がってくれて、とてもアットホームなお店でした(^^♪しかも、Live感覚で

クセになりそうです
上京ごとに行っちゃうかも…(*´▽`)○ゝ

Superfly Rock'N'Roll Show 2008@福岡DRUM LOGOS [LIVEレポ]

アルバム名:Superfly
アーティスト名:Superfly


2008年7月4日…、ついに来ました''Xデー''。。。
生涯、これほど待ちわびた日は我が子との対面に次ぐかもしれません(笑)

当日は午前、大分の顧客先で打ち合わせ → 午後、福岡移動だったのですが、道中は敢えてSuperflyは聴きませんでした。''飢餓状態にするために''。。。
(ビールの美味しさを際立たせるために飲み会の直前には水分とるのを控えるみたいなモンです!?)

この日、Liveを共に参戦頂けるログ友の2tomさんと待ち合わせ、(勝手ながら)もうすでに旧知の友人であるかのごとく、アイコンタクトでこっちこっちみたいなノリでした

今回のLive会場は''福岡DRUM LOGOS''というLiveハウス



で福岡では一番の市街地''天神''にあり、駅から約10分というところでした。開場は18時でしたが、着いたのは17時45分頃。会場の前では若い男女の群れが今や遅しと所在無げに立っておりました。私たちのチケットは整理番号と164,165番と書かれており、その順に入場だろうと思ってましたが、間もなく、整列のアナウンスが始まり、私たちは会場前の公園(高い柵で囲まれたグラウンド内)の「100~」の前に並びました。「800~」まであったので、会場のキャパは900人弱といったところでしょうか。
観客の熱気が吸い上げられたのか、入場待ちしている際、ちょっとしたスコールに見舞われ、頭にタオルをのせる羽目にもなりました

そして、いよいよ会場!!私の鼓動はどんどん高まり、この高揚感は久しぶりの感覚でしたネ。会場内はワンドリンク制で@500円のジンジャエールを飲みながら、開演前のBGMに耳を傾けていると、ほとんどが70年代の洋楽ROCKこういうところにご本人の趣味が知れるのですが、その選曲は当然Superflyのベースにあるだろう曲で、そのBGMを聴きながら、これは「ロッド・スチュワート」、この曲は「スーパートランプ」だなどと2tomさんと勝手なイントロクイズで盛り上がりつつ、開演までの一時を過ごしました。。。

(注)ネット上で検索しても、当日のセットリストはありませんでした。従って、演奏曲については私の記憶のみでのレポになりますので、順不同や不備・不明な点があるかと思いますが、その辺はご了解下さい


そして、開演の19時を15分過ぎた頃、パッと消灯し、オープニングSEでCURTIS MAYFIELDの名曲''「Superfly」''(この曲がバンド名の由来だと言われています)が流れ出し、その後、バンドメンバーが次々に入場、最後にヴォーカルの越智志帆さん登場

オープニングは予想に反し、1stシングル「ハロー・ハロー」のカップリング、HAMBLE PIEのカバー曲でROCKとファンキーさが交じったいかすナンバー''「Hot‘N’Nasty」''でLiveの幕は切って落とされました
志帆さんは例によって、パープルなサイケ衣装にホワイトのショールを身に纏い、全開ノリノリで、グラインドしながら、観衆全体を見回すような動きをしつつ、あのパワフルヴォイスを繰り出しました

そして、1stアルバム中でストレートなロックナンバーでストーンズを意識したような''「Ain’t No Crybaby」''へと続きます
この曲では高音だけでなく、低音域のカッコよさを満喫しつつ、観客のテンションは否が応でも

そこから、アルバム中、最も爽やかな''「Oh My Precious Time」''へ…もう、この辺で私の涙腺は洪水ギリギリでした。。。

一気に3曲を演奏した後、「こんばんは~!Superflyです~」「Hello!!福岡~」と志帆さんのMCが始まりました。それから、続いて出てきたパワフルな歌声とは対照的なカワイイ語り口調…、このギャップに(すみません)もうヤラレちゃいました。。。

この後はシングルのカップリングやアルバムの収録曲を中心にLiveは展開され、意外とMCの場面は多く、その人懐っこさが十二分に伝わってきました「まだ、Superflyは九州地区は福岡以外ではLive未経験なんやけど、この中で福岡県以外から来られた方~」私も含めて、4割程度の人が手を上げました(笑)とか…
「福岡に来て、何が楽しみかって、ゴマさば定食を食べることなんです!!」とか…
最前列の観衆の差し出す手にはハイタッチと…、もうサービス精神旺盛でまだLive慣れしていないとかおっしゃってましたが、もう十分風格の感じられるステージングだったと思います

中盤はバラード系やミドルテンポの曲中心に展開され、聴かせる時間となりました
個人的には2ndシングル「マニフェスト」のカップリングでストレートなバラードナンバー''「凛」''が聴けたのは嬉しかったですヽ(^o^)丿

そして1stシングル''「ハロー・ハロー」''…、ここで初めてシングルナンバーが登場し、その伸びやかな歌声にさぶいぼ立ちました
それから、先行配信限定シングル''「愛と感謝」''ではオーディエンスにコール&レスポンス
「今日も明日も愛と感謝に生きよう♪ 大切なものは忘れがちだけど 愛しい人よ 最高の笑顔をありがとう 大地を踏みしめて 共に歩こう♪」の部分を観衆の声のみで大合唱。乗せるのがウマいなーと思いました(^^♪

MCをはさみ、ちょっと静か目の曲が続きましたが、ギターの方が今まで使用していたギブソン・レスポールをフェンダーのテレキャスターに交換、志帆さんの「この淀んだ空気を変えようーっ!!やっぱ、ロックがいいよねーっ!」という絶叫と共にホーンセクションが鳴り響き、最新シングル''「Hi-Five」''が… タテノリの曲に会場全体が呼応したかのような盛り上がり、年甲斐も無く後先考えないようなJUMPを繰り出しちゃいました(笑)
歌詞の下りにあるように「そのバイタリティ ありゃ痛快にシャウト届けよう」状態です
そして、アルバム収録の軽快なロックチューン''「嘘とロマンス」''2ndシングル''「マニフェスト」''とアッパーチューンを畳掛け、会場のヴォルテージは一気に最高潮

そして、締めの曲は志帆さんがアコギを弾きながら、大ヒットナンバー''「愛を込めて花束を」''を熱唱大サビの部分ではもう涙、涙です。。。

そして、拍手さめやらぬ中、一旦、メンバーは退場し、会場内はアンコールの大唱和

そして、再び現れた志帆さん、最初のアンコールナンバーは、志帆さんの作詞・作曲で1番つらいときに作ったという思い入れのあるピアノ弾き語りナンバー''「Last Love Song」''をしっとりと歌い上げてくれました
この曲はバンドサウンドスタイルにするつもりだったそうですが、プロデューサーの蔦谷好位置(つたやこういち)氏がデモテープを聴いて、「志帆ちゃん、これはこのままでいいんだよ…」ということでそのままのスタイルになったというエピソードを話されました。ビートルズの「ロング・アンド・ワインディング・ロード」を勝手にオーケストレーションダビングしたフィル・スペクターとは間逆の話だなと思いました。。。

その後、出てきたバンドメンバーは何やら一つずつライヴGoodsを手に順々に登場、「あれこれは?」という小芝居とともに「これ、いいじゃん♪」と志帆さんがしっかり宣伝(このネタを考えるのにみんなで2時間以上打ち合わせたそうです
そしてなだれ込む様に「新曲のプレゼントです!!」と、最近、東京モード学園のCMに使われ、9月にリリース予定のソリッドなロックナンバー''「How Do I Survive?」''を初披露
CM中の「昨日の私と思うなよ」のセリフは志帆さん自らの声だそうです♪

そして、アンコール締めの曲はアルバム最後の曲、''「I Remeber」''
みんなで大合唱です。その日、最高の余韻を残して…

Superflyはもうビッグネームですから、もうこのようなライヴハウススタイルでのLiveはまずしないだろうと思います。。。
貴重なヒトトキを過ごしましたヽ(^o^)丿

2時間超のLiveでしたが、Liveが終わった時点で、オールスタンディングだったのと、久しぶりの上下運動に呆けたようにヨレヨレな自分に気がつきました(笑)

その後、自動車移動だったので、2tomさんと近くのファミレスで遅めの夕食&ドリンクをしました。同じLiveを体感したもの同士、それについては多くは語りませんでした。。。
やはり、共通の80年代洋楽について語り、楽しいときはあっという間に終わるもので、その日が終わらないウチにお互い帰路に着いたのでした
2tomさん、今回は本当にありがとう&お疲れ様でした またお土産のCDありがとうございました もしよろしければ、2tomさんのレポもご覧下さい(勝手にリンクしてすみません) SuperflyのLiveは一言で言うと、''「カッコいい」''です。これ以上の言葉はありません。 日本のアーティストでこれほどのモノに出会えたことに感謝しつつ、今日も生きてます(笑) 長々と綴りましたが、最後まで読んで頂けた方、 全ての方に感謝致します あまりの長文(これでも多少は削ったのですが)に2回に分けようかとも思ったのですが、これはやはり1回入魂で書かせてもらいました また、これだけの想いが出来るよう、日々のミュージックライフを励んでいこうと改めて、思いました。。。 ご精読ありがとうございました

Liveレポは少々お待ちの程を… [LIVEレポ]

今日もメッチャ暑いですネ
九州地区は梅雨明けした''らしい''との発表…
これから、灼熱の日々が続きそうです(>_<)

家族持ちの土日は休日とは名ばかりの感が強いです(笑)

先日のSuperflyのLiveレポはちょっと気合入れたいので、数日お待ち頂くことになりそうです どなたも待っていないかもしれませんが、よろしくです(^^♪
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