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Wham Bang(Shang-A-Lang) / Silver (1976) [洋楽(70年代)]

Wham Bang(Shang-A-Lang) 邦題:恋のバンシャガラン

素っ頓狂な邦題がともすれば聴く気を削ぐような感じもするが、初めて聴いたその日から、その妙なグルーヴが当分の間、頭の中を離れなくさせたナンバーである。

こういうナンバーをバブルガムミュージックというらしい。初めてそんなジャンルがあるのを知ったのもこのナンバーのおかげである。

さて、この曲を輩出したSilverなるバンドは1976年に唯一のアルバム『Silver』を残したアメリカ出身の5人組。

メンバーの中にあのイーグルスの創設メンバーであるバーニー・レドンの弟、トム・レドンがいることで、当時ウエストコーストミュージックファンの間ではそれなりの注目を浴びたらしい。

早速、このアルバムを聴いてみると、「恋のバンシャガラン」はアルバムの中で極めて異色なナンバーであったことがわかる。

アルバム全体としてはウエストコーストサウンドの色がかなり濃い。このアルバムでバブルガムミュージックとは…と思っていたボクをいい意味で裏切るような味わい深いナンバーばかりだった。


シルヴァー・ファースト

シルヴァー・ファースト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 1976 Autumn
  • メディア: CD



1.Musician(It's Not an Easy Life)
2.All I Wanna Do
3.Memory
4.No Wonder
5.Trust in Somebody
6.It's Gonna Be Alright
7.Climbing
8.Wham Bang(Shang-A-Lang)
9.Right on Time
10.Goodbye,So Long

今回、記事のメインにしたM-8以外にもM-1、M-2、M-3は特にオススメ。




Wham Bang(Shang-A-Lang)



Starry nights, sunny days
星降る夜、よく晴れた日、
I always thought that love should be that way
愛ってこういうものなんだって、いつも思っていたんだ
Then comes a time that you're ridden with doubt
ところが突然そんな思いを疑わざるを得なくなった
You've loved all you can and now you're all loved out
無限に思っていた愛ってヤツには限りがあって、気がつきゃ自分の器はもう空っぽだったんだ
Oooh-oooh baby, we've been a long, long way
ああ、今まで長い道のりを歩んできたのに
And who's to say where we'll be tomorrow
明日、ふたりがどこにいるのかも分からなくなってしまった
Well my heart says, no
心ではNoと言っているのに
But my mind says, it's so
からだには染み付いている
That we've got a love
オレたちの愛
Is it a love to stay
そうして堂々巡りを続けていくのだろうか

[Chorus]
We've got a wham, bam shang-a-lang
オレらはいつだってアタフタ、バタバタしている
And a sha-la-la-la-la-la thing
人生ってそんなもんだろう
Wham bam shang-a-lang
今日もあくせくしている
And a sha-la-la-la-la-la thing
だから人生って面白いんだ

Looking at you I wanted to say
きみをちゃんと見据えながら、言いたかったんだ
I think a little emotion goes a long, long way
ちょっとした感情がずっと積み重なっていくんだと思う
Careful now don't get caught in your dreams
きみの夢に囚われすぎて、足元をすくわれない様にな
Look out baby this is not what it seems
用心しなよ 物事は見かけどおりってわけにはいかないんだ
Oooh-oooh baby, you've been so good to me
ああ きみはオレには最高のヤツだった
But please don't make it what it's not
だから 今までのふたりの像を変えてしまわないでおくれ
Well, I thought we agreed on what we need
ふたりが求めているものが同じなんだと信じたいんだ
So listen to me and I'll tell you what we've got
聞いてくれ、ふたりの築いてきたものはお互いの気持ちなんだと

[Chorus Repeat]

I think you're seeing what I'm saying
オレの言っていること、きみに伝わったよね
'Cause I hear you singing to the tune I'm playing
オレの奏でる旋律にあわせて、きみが歌っているのが聴こえるよ
Now that it's said and we both understand
これ以上言うことはもうない お互いにもう全てがわかったんだ
Let's say our goodbyes before it gets out of hand
本当にすれ違ってしまう前に二人の関係にさよならをしよう
Bye, bye baby, I'd really like to stay
バイバイ、本当はずっと一緒にいたいけど
But we'll remember the best time in our lives
いまが最高のときなんだと思い出す日がいずれ来るだろう

[Chorus Repeat]



Whamという言葉は『ドン』、『ガシン』とかする擬音のことを言う。

80年代に一世を風靡した二人組が自分たちの名称にこの言葉を用いていたが、さて、ガツンといこうぜみたいな意味でつけたんだろうか。今更、本編とは関係の無いところで、その由来を考えてしまった…

今回の対訳ではWhamを『バタバタ、アタフタ』としたが、前後の関係から、何となく感覚的にそんな表現を思いついた。

まあ、人生ってヤツは結局のところ、いくつになってもそんな風に過ごしていくものなんだろう…

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