SSブログ

With Every Breath - George & G. (2007) [AOR]


So Much To Say

So Much To Say

  • アーティスト: George & G.
  • 出版社/メーカー: Avenue Of Allies
  • 発売日: January 2007
  • メディア: CD



今回、紹介する曲はポーランド出身のアーティスト、George Grunwaldのソロ・プロジェクト作品

So Much to Say

この作品はSo-Net ブログで交流させて頂いているseawind335さんの記事で知った。そちらで数曲を視聴し、あまりの楽曲の良さに悶絶寸前…結果、数日後に本アルバムは手元にあったというわけだ。

さて、本作に登場するGeorge自身の知名度はほとんど無名に近い。しかし、一時期、L.Aでセッション活動を行っており、デヴィッド・フォスターらと親交があったという。

その関係からか、本作の参加ミュージシャンにビル・チャンプリン、ジェイソン・シェフ、ジョセフ・ウィリアムス、ルー・パーディニなど大物の名前が多数クレジットされている。

しかし、極めつけはデヴィッド・フォスターの秘蔵っ子と言われたウォーレン・ウィービーが生前最後にスタジオ録音参加した作品が本作であるらしい。

そんな話題性が満載な本アルバムだが、それを差し置いてでも特筆すべきはアルバムに収録された各楽曲の素晴らしさ。

物心ついてから、30年以上音楽を聴き続けてきたが、ここまで各曲のクオリティが際立っている作品に出会えたのは数えるほどしかない。

バラードあり、ロックあり、ファンクナンバーあり、緩急自在のその楽曲群には脱帽する他ない。聴けば聴くほど、新たな発見がある本アルバム。個人的エヴァーグリーンな作品に出逢えたことをseawind335さんには感謝せずにはいられない。

実情のところ、本作の知名度はほとんどないと思うのだが、こうした良質な作品はもっと多くの方々の耳に触れてほしいと思い、ここに紹介した。

このアルバムには聴いて戴きたい曲が何曲もあり、当分はその中から、数曲をピックアップし、1曲/記事でレビューをしていこうと思う。

まずは2曲目に収録されているバラードナンバーから…
(アルバムの収録曲順は輸入盤、国内盤で異なるのでご注意を)

With Every Breath



When you walked away
きみは去っていった…
My whole world came tumbling down
そして、ぼくの世界の全てはひっくり返ってしまった
And I almost lost the will to live
明日を生きていく気力など、およそ無くしてしまった
Girl you broke my heart
ガール…きみはぼくの心を壊してしまったんだ…
You took everything from me
きみはぼくの全てを持っていってしまった
I who gave you all that I could give
今までぼくは惜しげもなく、何もかもきみに捧げてきたんだ

(Chorus)
With every breath I take
ぼくは呼吸するたびに
As soon as I awake
気づかされるんだ
It's you I'm thinking of my love
きみをどれほど想っているのかと…
With every mournful sigh
悲痛なためいきがからだを駆け抜けていく度に
Each time I start to cry
ぼくは決まって涙があふれだしてくる
It's you I'm thinking of
きみへの想いの深さに打ちのめされている…
My love
愛しい…
My love
どうしようもないよ…

I just stay at home
ぼくは家のなかに閉じこもっている
I don't feel like going out
外に出ていきたくない…
I could face the world alone
世界でたったひとり取り残されてしまったようで
No more
これ以上の
Oh how I wish that I
ああ、ぼくは今日もありえないことを望むんだ…
Could wake up and you would be
目覚めたときにきみがそばにいてくれる…
And we two could go on like before
ふたりが以前のような関係のままでいまもいられたら…と

(Chorus Repeat)


曲のタイトルはあのThe Policeの「Every Breath You Take」(邦題:見つめていたい)を想像させる。

この曲はスティング自身が人の持つ執着をテーマにした曲だと後年述懐しているが…

「With Every Breath」も壊れてしまった関係を今だ断ち切れない男性(おそらく…)の話だ。

メランコリックなメロディに乗せて、そんな曲中の人物の深いため息が伝わってきそうにGeorgeの情感豊かな歌唱が広がっている…

いつの時代も男は弱いもので…

と言うと、性別なんて関係ないと各方面から非難の声が上がりそうだが。。。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。