SSブログ

Unisonic / Unisonic (2012) [HR/HM]


Unisonic

Unisonic

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ais
  • 発売日: 2012/03/21
  • メディア: CD



ついにこの日がきた。

待ちに待っていたUnisonicのデビューアルバム。

学生時代に夢中になったHelloweenの守護神伝シリーズ。

61hmMT8O5pL__SL500_AA300_.jpg

61CpGPF6bWL__SL500_AA300_.jpg

Helloweenの作風はスピードメタルとかパワーメタルとか形容され、その激しいリズムや大袈裟すぎるほどのアレンジは当時血気盛んだった頃の己の嗜好が多分にあったと思うが、その中でもヴォーカル、マイケル・キスクの圧倒的な歌唱に出逢ったときの衝撃は今も鮮烈な記憶として脳裏に焼きついている。

Helloween脱退後のキスクの動向にも注視し、ソロアルバムや参加した他のアーティストのアルバムを聴き続けてきたが、Helloween時代の姿に重ねあうほどの輝きには及んでいないというのが正直な感想だった。

ただ、2005年に参加したユニット、Place Vandomeでの作品で聴いたキスクの声は今までのソロワークスとは違うと感じた。一緒に組んだPink Cream69のベーシストであり、プロデューサーとしても定評のあるデニス・ワードのサウンドプロダクションはキスクの魅力を最大限引き出していると…

おそらく、それを感じていたからこそ、そのデニスと組んで、次なるプロジェクト「Unisonic」というバンドを立ち上げたのだろう。しかもそのバンドにはHelloween時代の盟友、カイ・ハンセンも参加することが正式に決定し、レコーディングが始まったというニュースを聞いたのはもう2年以上前のことだ…

日々めまぐるしく変わる情報の中でUnisonicの存在はボクの中では埋もれつつあったのだが、突如、3/21に新譜発売するとのニュースをキャッチし、前日にレコードショップに駆け込み入手したのが本作だ。

1曲目、バンド名を冠したタイトルトラック
「Unisonic」

弾けるようなキスクの歌唱がそこにはあった。

と同時に思春期に感じていたあの沸き立つような感覚が甦ってくるのを感じた。

Unisonic…とは、Uni『融合』、Sonic『衝撃』を合わせた造語だ。このメンバーが一同に介したときの化学反応を聴いてくれ…そう言っているように聴こえる。

これほどのテーマソングはあるまい。



キスクが音楽の道を志すキッカケとなったのはあのエルヴィス・プレスリー。Helloweenとして、そのキャリアをスタートさせたキスクは実はスピードメタルには興味がなかったと言う。

この「Unisonic」にも敬愛するエルヴィスの代表曲「Blue Suede Shoes」(オリジナルはカール・パーキンズ)のテイストが見え隠れしている。

Coming out of nowhere
どこからやってきたのか
running from the rain
激しい雨から逃れてきたのか
rocking on a groove
グルーヴに乗りながらロックしている
cryin out again
からだの底から声を絞り上げている

Sing a little high
ちょっと高く歌ってみたり
sing a little low
低い音域で歌ってみたりする
everything we do comes down to
オレたちがやっていることは結局
rock and roll...yeah
ただのロックンロールなのさ

All i want to be
オレがなりたいもの
all i wanna know
知りたいこと
got to feel the power
力を振り絞って
lose control
我を忘れることさ

Is everybody there?
みんなはここにいるか
how about you
おまえはどうなんだ
come on over here
こっちへ来いよ
get in the groove
いっしょにグルーヴをしようぜ

(※)

Another ride
また歩みが始まる
another day
また一日が
We've come and gone
今まで長い長い道のりを
a long long way!
歩んできたんだ
Unisonic, unisonic, unisonic
そうオレ達はユニソニック!

Chuggin like a monster
モンスターのように一飲みして
Buzzin like a hive
ミツバチのようにブンブンうるさい

Everything is set to overdrive
すべてはオーヴァードライヴ気味さ
Give a little here
ここではいくらかあげて
take a little there
こちらではその分もらう
living on the edge but
いつも人生綱渡りだけど
i don't care.
そんなの気にしちゃいないぜ

(※)

Comin out of nowhere
どこから来たのか
Healing all the pain
この痛みを癒してくれる
Summoning the demons
お前のなかに潜んでいる悪魔を
From your brain
呼び出して
Frisk you up Shake you down
お前のすべてを調べつくしてやる
Listen to the sounds around
周りの音を聴くんだ

and when the stars will come alive
そして、天上の星たちが輝き始めたら
a million voices fill the sky
無数の声が空を埋め尽くすんだ
And then a sound will shake the night
オレたちの音でこの夜を揺るがそうぜ
its Unisonic!
それがユニソニック!

And there's no end to come I know
ずっと終わりがなく永遠にだ
There is no enemy or foe
敵なんかいるわけない
We're cryin out for all the world to know
世界中にオレたちを知らしめるために叫ぶんだ
We're Unisonic!
オレたちはユニソニック!


久しぶりに聴いたな。こんなストレートなロックンロールは…

揺ぎ無い思いを胸に結束(Uni)した彼らの弾き出す衝撃(Sonic)はこれからも聴いていきたい…

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。