SSブログ

Wheels Are Turnin' / REO Speedwagon (1984) [洋楽(80年代)]

前回の記事でも書いたことだが、ボクの音楽ライフのボトムには80年代がある。

思い起こすに相当のアルバムを聴いてきたのだが、その中から特に聴いたモノをちょっと個人的な嗜好を主に挙げていけたらと思う。


Wheels Are Turnin

Wheels Are Turnin

  • アーティスト: REO Speedwagon
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1984年11月
  • メディア: CD



REO Speedwagonは1967年結成以来、70年代は目立ったヒットもなかったが、まれにみる量の年間ライヴをこなし、アメリカンロックバンドとしての地位を築いてきた。

そして、1981年に出世作である『Hi Infidelity(禁じられた夜)』で名実ともにスターダムにのし上がる。
「Keep on Lovin' You」や「Take It on the Run」などの大ヒットナンバーは当時夢中になって聴いた。

それから2作を経た本作『Wheels Are Turnin'』

このアルバムには彼ら最大のヒットで珠曲のバラードナンバー「Can't Fight This Feeling」が収録されているのだが、アルバムとして聴くと、以下に挙げるロックンロールナンバーが実に潔く心地よい。

これらの曲は彼らのBest盤にもほとんど収録されてないが、まさにこのナンバーあってこその本アルバムではなかろうか。

故に個人的なマスターピース作品となっている。

I Do' Wanna Know」(愛は気ままに)

Rock 'N Roll Star」(ロックンロール・スター)

Live Every Moment」(リブ・エブリー・モーメント)

代表して、このナンバーの訳を下記にする。

I was just a boy when the river ran dry
家が破産したとき、オレはただの青二才だった
And I can still remember my mama cry
そのとき、ママが泣く泣く言ったことを未だに思い出す
She said, "Son, leave as fast as you can
息子よ、お前はいますぐにここから旅立ちなさい
But don't waste your life in this rock 'n' roll band"
でも、ロックン・ロールなんかに人生をささげちゃダメだからね

I saw the light and left as fast as I could
オレは分かったと言って、ウチを出た
I knew deep down it was gonna do me good
でも心の中じゃシメシメと思ったさ
So I threw my Fender in an old friend's car
旧友の車にフェンダーのギターを放り込み
I knew I'd come home a rock 'n' roll star
ロックンロールスターを夢見て飛び出したのさ

So we hit the road but the road hit back
そしてオレたちは旅に出たが、そりゃ辛いモノだった
We thought we'd take the world with a hit and run attack
ガムシャラにやれば、何とかなるさって思ったオレたちが甘かったのさ
Now I'm center stage but it feels bizarre
いまやステージに立ってていてもなんだかしっくり来ないんだ
Despite new cars and caviar
新しい車もキャビアも掌中に収めたっていうのに

An overnight success created by the press
一晩にして、プレスに仕立て挙げられたサクセスストーリー
But they'll eat you up if you show them any stress
でもちょっとでも弱みを見せたら、みんな食い尽くされるぜ
So I lick my wounds and I hide my scars
だから最後の意地は死に物狂いで心の底に置いておくんだ
The whole world thinks I'm a rock 'n' roll star
世界中の目はオレをロックンロールスターとして見ているんだから

Rock 'n' roll star, rock 'n' roll star
ロックンロール・スター ロックンロール・スター
That's what they call you
世間の人はみなそう呼ぶ
That's not what you are
でもそれはホントじゃない
Rock 'n' roll star, rock 'n' roll star
ロックンロール・スター ロックンロール・スター
I still wanna be, I still wanna be
オレはホントのロックンロール・スターになりたいんだ
I still wanna be a rock 'n' roll star
そう、ホントのロックンロール・スターに

So we got a break in our whirlwind tour
だからオレたちは嵐のようなツアーの合間を縫って
I called home said, "I'm comin' home for sure"
家に電話するのさ「今度こそきっと帰るってね」
I'm tired of hurry up, make the plane, jump in the car
飛行機と車中泊ばかりの生活に飽き飽きしたのさ
I'm home on loan, I'm a rock 'n' roll star
結局ロックンロールスターになったって借家住まいは変わらない



このナンバーはREO Speedwagon、自分たちのことを歌っているのだろう。

夢は叶い、ロックンロールスターになったはいいけど、結局、元の穏やかな生活に戻りたくなったというオチがまた小気味よい。。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。